カラフルな部品
その製品は訊けば、ある展示会へ出品する大切な製品だという。
その製品をSKYに作ってほしいとのご依頼だった。展示会と言えば同業他社の製品が数多く展示され、自分が選ばれるのを待っている。
そんな数多くの中から、この製品を手に取っていただき、製品にお客さまの注目を集めるためには-。そこでSKYは、地元の処理液屋さんメッキ屋さんに相談。コストをあげずに美しく注目を集められる製品を作る方法を模索した。
単なるメッキではなく、製品に美しい色を付けたのだった。
この製品が展示会で注目を集めたのは言うまでもない。
限られた予算
その仕事はどう考えてもその製品の求められるクォリティに対し、低予算だった。
普通なら、「予算に合わないので…。」となるところだが、SKYは常にポジティブシンキングでどんな課題へも取り組む。必ず実現できる方法があるはずだと、穴のあくほど図面をみつめる。
どこかにヒントがないか―。そう考えているうちに、ある条件下では内側に開ける空洞を角型ではなくアール型にした方がコストダウンに繋がることを発見するなど、沢山の新しいことが見えてくる。そのような点を数多く見つけ、お客さまへ図面変更を申し入れる。
そうしてお客さまにもご満足いただけ、SKYも笑顔になれるWIN WINの仕事へと創り上げていく。
これもまた、仕事の醍醐味、やりがいなのだ。